プロとして恥ずかしいIllustratorのタブー|Illustratorの基本

線の拡大・縮小で線を太らせない
線で構成されたオブジェクトを拡大・縮小する際は「環境設定(command+K)」>「一般」の「線幅と効果も拡大・縮小」にチェックを付けておきましょう。ここにチェックがないまま拡大・縮小を行うと線幅が太ったり細ったりします。微妙な拡大・縮小の場合はその変化に気づきにくくミスに繋がってしまします。イラストなどの場合は、パスのアウトライン化を行っておきましょう。

<イラストレーターの環境設定ウィンドウ>
文字の線のトゲトゲは出さない
文字に線を設定する時に、線を太くしていくと下図の様なトゲトゲが出てくることがあります。 これはそのままにしないでしっかり処理しましょう。 線の設定で「ラウンド結合」か「ベベル結合」を選択するととりあえず消えます。ただこれを選ぶと角が丸まってしまうので、そのままの角の形状を維持したい場合は、線をアウトライン化して手動でパスを調整しましょう。
ラスタライズ効果設定を設定しない
「ラスタライズ効果設定」とはメニューの「効果」の中にあります。これはドップシャドウや光彩などの効果をラスタライズ(簡単に言うと画像化)する際に、どの解像度にするかの設定になります。 印刷の場合なら300dpiや350dpiに設定しておきましょう。webの場合、300dpiなどに設定するとイラストレーター上では奇麗に見えますが、スライスすると72dpiに設定したのと同じになるので、72dpiに設定しておきましょう。